精神科のくすりを語ろう

精神科医の良識はこうあるべき東京クリニック精神科の院長が、不正にリタリンを大量投与していた事実が明らかになり、改めて精神医療の倫理が問われている。精神科の薬物を投与できるという重大な権限を持つ医師にかかる前に、その臨床姿勢、ひととなりを知る必要まで求められる時代になってしまった。

しかし、熊木先生の薬物処方の倫理というものは一貫している。それは”嗜薬”という問題提起をされていることでも明らかだ。本書は良識ある精神科医とはどういうものかの手本を示したものだともいえて、今この時代だからこそ読まれねばならないものなのである。

冷静かつ精緻な精神分析能力が滲み出神田橋條治フリークの私が、「精神科薬物治療を語ろう」を通して、
熊木徹夫を知り、この書の存在も知った。
淡々とした語り口ながら、冷静かつ精緻な精神分析能力が滲み出ている。
今後、要注目の精神科医であることは間違いない。

ここまで薬のことわかってる先生がいたの!精神科の薬を7年間のんできましたが、処方してくれる先生からのキチンとした説明もなく(ひょっとすると、先生自身が詳しいことわかってなかった?)、不可解なままただ続けてきました。この本にであって、「ああ、こういうこと!」「ここまで薬のことわかってる先生がいたの!」とただただ感動してしまいました。精神科の薬をここまで掘り下げた情報にであったこと、ありませんでした。これを読み込めば、もう少し今の先生に意見がいえそうな気がしてきました!精神科のくすりを語ろう―患者からみた官能的評価ハンドブック

サマンサベガ 通販 jenni 通販 ラルフローレン 通販

興味深い内容だと思います

興味深い内容だと思います国際社会で現在起きていることを整理し、その中で、
日本はいかなる国家戦略を立てていくべきかということが書かれています。

日本ではなく、中国に向いたアメリカのアジア戦略。
原油高によるドル体制の崩壊、それによるアメリカの衰退。
資源戦略によるロシアの一時的な繁栄、今後の衰退について。
日本の政治家のダメダメっぷり・・・、などなど。
現状を的確にとらえており、今後の展望も説得力がある内容だと思います。
また、筆者の豊かな人脈を活かした情報もたくさん盛り込まれています。

最後に日本の戦略として、3つの選択を提示しています。
 1.核を持ち独立独歩で行く
 2.アメリカと対等の協力体制を作る
 3.中国に頼る

この3つの選択肢については、賛否がわかれるところだと思いますが、
そういった議論ができるのは良いことだと思います、興味を持たないことよりは・・・
多くの人がこういう本を読んで、日本や世界に目を向け、
興味を持ってほしいと思います。

21世紀の富国強兵論か環境とエネルギーの問題が、21世紀の大きな課題であることは、いまや誰もが知るところであるが、地球温暖化問題に目を奪われている隙に、北極圏の資源をめぐる争奪戦が起こっているとは、まったく知らなかった。

エネルギー資源確保に関する各国の戦略と通貨体制の関係や、アメリカ主導のグローバリゼーションの功罪も分かりやすく説明されている。
ただ、全体を通して、軍国主義的論調が鼻についた。

結論として、「日本のとるべき道は3つ」と主張しているが、ここにも時代錯誤としか思えない富国強兵の姿勢がうかがえる。
技術の進歩により、かつてないレベルでの情報の発信と共有が可能となり、世界経済が国境を越えて相互に依存する一方、格差や民族・宗教紛争の問題が拡大している。
強者の論理だけによらない観点から、21世紀の日本の発展を可能とするレジーム作りについて議論があれば、なお良かった。

石油高騰に関する内容だけではないので注意なんと昨晩NYで原油(WTI)が100ドルを突破したそうだ。
本書は、表題こそ資源関連(書店で販売されている際の、本書カバーには油田の写真に石油高騰にかかるコメントが書かれている)となっているが、著者による最近の国際情勢の分析が述べられており、必ずしも原油関連の本ではないので注意を要する。

但し、その内容は一般のマスコミが報じないような内容が多く、新しい発見が多い。

日高氏に対して「米国(共和党寄り派)の対日スピーカー」との批判があるのも事実だが、仮にそうだとしても、米国が日本のことをどう考えているのか知るのは、意味のあることかも知れない。資源世界大戦が始まった―2015年日本の国家戦略

pippi
レペット
ブーティ

2015年の日本―新たな「開国」の時代へ

2015年の日本―新たな「開国」の時代へ野村総合研究所2015年プロジェクトチームマクロ的、ストリー展開は理解できるが目新しさはない
同研究所著の「2010年の日本」が面白かった流れで購入した。

それなりに示唆するものはあるが、目新しさはなかった。

展開としては、「人口減少、少子高齢化、家計消費の収縮、内需縮小の深刻化、グローバル化の乗り遅れ」→「世界経済における日本のプレゼンス低下」→「開国(=グローバル化)の必要性」→(イギリスの経済政策に学ぶ)→「特に非製造業のグローバル化が必要」→「それには、日本国内でしか通用しない規格、制度、商慣行(本書では”ガラパゴス化現象”)からの脱却が必要」という前提および施策があり、

具体的な事例等として、「グローバル展開している企業(SAP,グーグル、グラミンフォン、公文教育研究者、ワタベウェディング、立命館アジア太平洋大学等)のケーススタディ&8つのKFS(これらの企業から無理やり当てはめた感がありピンとこない)」を掲げている。

さらに「地域社会の開国」施策として、「海外との産業クラスターの形成」「観光ビジネスの強化」「外国人労働者の受入れ」「地域資源(農業等)の高付加価値化」「地域単位での東アジア諸国との連携」「官庁マネジメントのオープン化(BPO等)」を掲げている。

趣旨は理解できるものの、多くはどこかで聞いたことがあるものばかりで、個人的には目新しさはなかった。また、マクロ政策的な見地からの考察であるため、「2010年の日本」の内容のような身近さは感じられなかった。

本書では「外に出て行く」ことばかりが強調されているが、「如何にして外から人、モノ、お金、情報を呼び込むのか」ということも重要なのではないか。さらに、従業員数10人未満の企業が7割以上を占めるといわれる非製造業がグローバル化とその恩恵を授かるための戦略にはどのようなものがあるのか、そこを考えてみたい。
2015年の日本―新たな「開国」の時代へ

—–

精神科薬物治療を語ろう―精神科医からみた官能的評価

精神科薬物治療を語ろう―精神科医からみた官能的評価読者が喜んで読むのならいいのかなあ?
ここでのレビューを眺めていると,精神科医の薬物療法についての発想を紹介し,その真剣さを一般に伝えていることが本書の長所であることが判る。本書をきっかけにして,患者と精神科医の間で建設的な議論が展開されることを望む。

しかし,おじさん精神科医である私としては,本書の議論の多くに妥当性の裏づけが欠落していることを指摘しておく必要を感じた。これまで同業者と多く議論を重ねてきた経験から言うなら,薬物療法についての精神科医の薀蓄は,個人的な経験によって強く脚色されていて,偏り・バリエーションがごく大きいものである。もちろん,薬物療法の経験について議論を交わすことは,精神科医にとって重要な勉強の機会であり,その薀蓄を現場の状況に合わせて取捨選択できるのであれば有益なものとなりうる。その意味で私は本書を楽しく読ませていただいたのだが,同時に議論の断定的な調子やオカルトじみた見解に辟易させられることが多かった。本書には,自らの経験を無謬と捉える謙虚さに欠けた議論が少なからず含まれている。

少なくとも,精神科薬物療法が本書で示されたような思考プロセスの中で決定されるものだと誤解されないようにする配慮は必要だと感じた。このような個人の経験に基づく「薀蓄」の他にも,臨床家は,(その人がちゃんとした人であるなら)実証研究の知見や副作用報告,しっかりした類似症例の報告,患者のおかれた状況の諸条件,などを考慮して薬物療法を進めていることを強調しておきたい。

これから何度も何度も読もう。。。
これはまねをする本ではありません。

きっと鑑賞する本なのだと思います。

でも心理臨床に役立つたっぷりのエキスを含んだ本。

私は心理士のたまごだけど、これから何度も何度も読もうと思います。

そうすれば、そのたびに気づきが得られそうです。

プロデューサー・熊木医師の慧眼
官能的評価という問題提起は革新的である。

それをこのようなかたちで纏め上げるという構想もたいしたものである。

この書のプロデューサーともいうべき熊木先生の慧眼には驚きさえ感じた。

精神医学関係書としては、近年なかった名著といえよう。
精神科薬物治療を語ろう―精神科医からみた官能的評価

—–

伊藤真の憲法入門―講義再現版

伊藤真の憲法入門―講義再現版伊藤 真読みやすい入門書
憲法初学者にも読みやすい、なかなか面白い本です。憲法は国民が国家権力を制限するものであるという、憲法の基本中の基本にしっかり触れられていて、憲法の勉強を始めるのにはとても良い本だと思います。

最高です!!
僕は法学部生ではなく、法律知識も全くありませんが、本書は最初から最後まで消化不良を起こすことなく、しかも随所随所で感動さえもしながら読み通すことができました☆憲法とは、個人の尊重という精神を根拠にして、個人の様々な人権を国家の抑圧から保護するためのものであるということがよく分かり、単に統治機構を定めているだけの一文でさえも、そうした視点から眺めると個人の人権を守るための生きた法として見えてきます。この本を起点として、こえからも様々な法に関する書籍を読んでいきたいです!

初学者の復習にも使えます
初めて読むのに適しているのはもちろんのこと、勉強を始めたばかりで、基本書を読んでもいまいちわからない、と感じたあとにこの本を読むと、すっきりと要点がつかめます。

 

読みやすさは他の方のレビューにもあるように、抜群です。

伊藤真の憲法入門―講義再現版

—–

とてつもない日本 (新潮新書 217)

とてつもない日本 (新潮新書 217)麻生 太郎麻生さんには期待できそう
内容的には普通の本だ。だけど、一政治家が書くわりにおもしろいと思う。

ガツガツするのではなくて、日本はすごい国なのだからどっしり構えて国をいいものにしましょう、という感じだ。著者の自信が伝わってきて、なんだか期待できるような気がしてきた。

お見それしました、閣下!
正直言って総理狙いのためのワカモノ迎合本だと思っていましたよ。

アニヲタと言われ喜んでいる(らしい)点からして、コンテンツ関連の項はある程度予想していたとおり。

だが、総理大臣を狙う人はおろか、一般の政治家でさえ国家による文化戦略の視点で語っている人は

寡聞にして知らない私としては、それでも十分すぎるほどヒザを叩いた。

実際に「国際漫画賞」の創設も仕切っていたはずだから、この点だけでも政治家として買えると思う。

つづくニート論でも、ある程度肯定の立場を取っている。

そうだよ。「必然があって結果がある」とゆー原則から考えても、閣下の言うことは冷静な意見。

老人論では、そもそも閣下自身が一般社会においてはそー呼ばれる年齢なんだから…とゆーのもあるが、

具体的な施策として取り組めそうな話だと思う。老人をステロタイプで見てはいけないよな。

靖国論にしても、おそらく問題は「カミのヤシロ」という位置づけにあるのだろうと考えていたが、

日本人の伝統的な先祖崇拝的キブンを残しつつ外交上の誹りを受けない立場づくりのアイディアは

検討の余地があると思う。

外交論はちょっと眉ツバな部分もあったけどね。

新書のレベルでもあり深く言及し尽くしてはないところもあるが、全体の舵取りとしては十分納得できる。

吉田茂が祖父だった、とゆーのも、器をでかく持つ意味で大きく働いたのかも。

いい意味で政治家とは思えない語り口や、「…どうだろうか」式の書き方も好感が持てる。

こんど選挙があったらうっかり自民党に投票するかもなぁ…と思ったよ。

もし会ったら世界的にコンテンツ制作者にカネがまわりにくくなっている現状を

政治的にどう考えるかについて聞いてみたい。

この楽天的な性格は良
いいですねぇ、この脳天気、もとい明るさ。

いまの日本がもっとも必要としているものを麻生さんは持っています。

極めて優秀な参謀を持つことが絶対の条件になりますが、

総理大臣になってもらいたい人の一人ですね。

あっ、この本そのものにはあまり期待しないように。

まんがです。
とてつもない日本 (新潮新書 217)

—–

伊藤真の民法入門 講義再現版

伊藤真の民法入門 講義再現版伊藤 真イメージをつかめました
公務員試験勉強中の文学部生です。経済と民法に頭を抱えましたが、この本は民法の全体的なイメージがつかめます。ただ、これを読んで、次にどうするかを考えなくては・・・。

わかりやすい
初学者です。

民法は身近でありながら複雑ということで、まずは入門書からと

amazonのレビューでなかなか評判の良いこちらを購入しました。

最初、Pを開いたときの印象では、字が思ったより小さく大丈夫かなと少し不安になりました。

読み終えて、初学者なので民法をどの程度つかめたかはわからないのですが、

語句の解説や条文の引用を用いた根拠の説明などを含めて、

説明がわかりやすく民法の入門書としてよかったのではと思います。

初めての法律書のため、他と比較できないということでの星4つです。内容は良かったです。

構成は、「概説・財産法・家族法・まとめ」となっており、主に財産法のことがかかれてあります。

法律学習の最初の一冊にオススメ
「民法」は法律学において最も重要な分野です。この社会に生きる全ての人に適用される一般法であり(ほとんどの人は気付いていないが)最も身近な法律でもあります。だからこそ、司法試験だけでなく、司法書士から宅建まで多くの資格試験においても最も重要視されています。しかし、それと同時に「民法」は最も量が多く、そして難関な分野でもあります。多くの受験者たちが最初にして最大の難関である民法の壁にぶち当たって泣く泣く去っていくのです。その最初にして最大の難関の「民法」突破の手助けをしてくれるのが、この「伊藤真の民法入門」です。

総則からイチイチ書くのではなく、債権・物権分野でも特に大切な分野を中心に紹介していくなどして莫大な量の条文をかかえる民法をわずか200ページ以内で一通り網羅し、民法学習の初期段階で最も重要な民法全体の把握が手軽にできる構成になっています。また、各分野の説明も講義のように話言葉で展開され馴染みやすく、また例えを豊富に使ったり重要な部分は図や表を用いて説明するなど法律知識ゼロの人でも理解できるような構成になっています。

法律の勉強を始めようとしている人の最初の一冊にぜひオススメしたい本ですね。
伊藤真の民法入門 講義再現版

—–

やばいぞ日本

やばいぞ日本産経新聞「やばいぞ日本」取材班ヤバイくらいヤバイ?日本(笑)
産経新聞朝刊に連載されていた記事の書籍化

産経だけあってあっちよりの翼?記事なのだがその色はわりと薄い

部数が年々減りつつある新聞のてこ入れには

充実した内容が必須との判断からの濃いい中身の熱い記事だ

未だに高度経済成長時と比べて憂い続ける経済

隣国に負い目を感じっぱなしでまともな形にならない外交

他国に追いつかれそうな技術力

これからの人材育成に不安な教育システム

掘っても供給が軌道に乗れば権利を奪われる資源競争に

可能性の薄い他国からの侵略に備え国民に不本意とはいえ

心身・財布ともにダメージを与える国防

様々な国への問題に連載当時は最新時事ねたを絡め

毎日読むのに適当な長さと濃さの文章は秀逸でしたが

まとめて読んでもそのさくさく感が絶妙で

活字が苦手な人にも容易にページをめくりやすい一冊

後半には「ヤバイ」と警鐘を鳴らすだけでなく

「まだ立ち直れる」とエール風の記事が集まり希望も魅せてくれるのだ

国は頼りなくともそこに住まう人間自体は世界的に見ても能力は高い

正しく使えば絶大な威力の国民を活かしきれない国のシステムが歯がゆい

いろんな意味を含む

「ヤバイヤバイ」

を連呼する若者もふくめた

自分の国の心配事

そろそろ真剣に考えましょう
やばいぞ日本

—–

国家の品格 (新潮新書)

国家の品格 (新潮新書)藤原 正彦日本人、自画自賛論
 読みやすい文体ではあるものの、内容的には特に新鮮さや面白みを感じるものではない。ではなぜ、この書籍はあれほど話題になったのだろう。

 まず挙げられるのは「品格」という言葉の魅力だろう。国際社会で自分の立場(アイデンティティ)を失いつつある日本。今まで日本の代名詞とも言われてきた「経済」大国の地位も中国やインドの台頭により脅かされつつある昨今、「経済」に代わる新しい鍵語が必要なのだろう。悪く言えば、数値で計測・比較可能な「経済」という客観的価値観から、計測・比較不可能な「品格」という主観的価値観への逃避、自己満足?

 とは言うものの、長らく押し入れの奥に仕舞い込まれていた居心地良い死語を取り出すことにより、「すべての日本人に誇りと自身を与え(帯より抜粋)」た?功績は大きい。

 次に挙げられるのは、本書の文体だろう。一方的とも言える「日本賛美」の持論を独自の口調で語っており、そのわかりやすさと気持ち良いほどの過激さが受け入れられたのだろうか?いやむしろ、ざっと目を通しても突っ込みどころ満載ゆえ、批判的に読んだ人の方が多いと思うが、その自画自賛振りはある意味気持ちいいのかもしれない。

 最後に、本書の内容を簡単に紹介する。

 「武士道精神こそ世界を救う」と豪語する著者は、欧米の合理的思考一辺倒の発想を批判的に捉え、論理では説明できない「情緒」や「形」の重要性を説く。そして、日本人がそれらを身に付けることこそ、「国家の品格」となると主張。国家に品格があるとは、端的に言うと文化レベルが高いということ。さらに、品格ある国家の指標として次の4点を指摘している。

 国家の独立不羈/高い道徳/美しい田園/天才の輩出

 そして、以下の言葉で締めくくられている。

 日本人一人一人が美しい情緒と形を見につけ、品格ある国家を保つことは、日本人として生まれた真の意味であり、人類への責務と思うのです。(抜粋)

感慨無量
この本は、分かる人にはとことんよく分かり、分からない人には全く分からない、

というような種類の本だと思います。

別の言葉で言うと、「戦後民主主義」「ヒューマニズム」「自由と平等」などに

気を取られている人々にとっては、腹の立つとんでもない本と思うことでしょう。

一方、そのような欧米由来のものこそが現代の日本の荒廃につながったと思っている人々、

日本人本来の素晴らしい伝統とか心を取り戻すべきと内心感じていた人々、にとっては

目から鱗あるいはよくぞ書いてくれた、と快哉を叫びたいような本だと思います。

私個人としては、多くの批判を浴びるであろうことを恐れずここまで書ききった

著者の勇気と国を思う心に感動いたしました。

戦後60年たって、やっとこのような本が現れたか、と思い、感慨無量です。

何様のつもりなのかね。
 この本を図書館で手にとった。話題になっていた書ということもあり、題名から、気恥ずかしくあえて手に取るのを避けていたが、予想どおりのお粗末な本で僕の期待を裏切らなかった。まあ、ここまで大衆に迎合すれば、売れるかもしれないが、このような本が売れて、かつ礼賛されてしまうこの国の品格こそ、今まさに問われている。

 懐古主義に浸ってみても何も生まれない。僕にはただの、老人の戯言にか読めなかった。若者はこのような本に迎合することはとっても危険だと思う。この様な本の思想に共鳴するのは、ただの現実逃避であろう。

 それにしても、予想以上に高い評価。びっくりしちゃうね。人それぞれなのだろうけど。
国家の品格 (新潮新書)

—–

うつからの脱出―プチ認知療法で「自信回復作戦」

うつからの脱出―プチ認知療法で「自信回復作戦」下園 壮太認知療法のイメージを変える一冊
認知療法がうまくいけば楽になれるのに・・・・そんなはがゆさをずっと抱いていた。以前カウンセラーと試みたものの、苦痛以外のなにものでもなく、通えば通うほど自信喪失になり、うつが悪化した。そして身体的状態が落ち着いた今この本に出会い、ひきつけられるように読んでみた。

結果・・・目からウロコ!うつの状態がどういうものか、不安はどのようにしておきるのか、そしてどうすれば楽になれるのか・・・そんな疑問の答えが見えてきた気がする。

自分自身で抱いている「理想的な本当の自分」「魔法のような解決法」それこそが自分自身を苦しめているんだと気が付き、希望を持って軌道修正できそうな予感がする。

トレーニングの進めかたや回数にも説得力がある。ずっと大事にしていきたい一冊だ。

カウンセラーにも是非読んでもらいたい。

寝たら治る。
本書に「“うつ状態”とは、人が疲労しきった状態の事である。」

という言葉が出てきます。

疲労を取るには「睡眠」です。

私は早朝覚醒がどんなに苦しくても、

8時間以上を布団の中で過ごすようにしています。

今の私は確実な回復を感じています。

波にのって。
この本では、うつ病に至る過程を

先ず、身体に症状が出るライン、

別人のように振る舞ってしまうライン、

そして死を望んでしまうライン、というように

段階があると説明しています。

そして、自殺を「不幸な偶然の重なり」と表現しています。

あの時話をもっと聞いてあげれば・・・

あの一言がなければ・・・

後から思い返せば自殺から救うことができたかもしれない。

また、回復にも波があり

波に合わせて治療法を変えていくことが重要としています。

図示されているのでわかりやすいです。

他の書籍でもよく紹介されている認知療法。

この本では、その認知療法の失敗例が紹介されていて、

すべてのヒトに通用する治療法はないんだなあ、と感じました。

400回40回の原則。

400回の刺激を受け、40回失敗して初めて変化する

というものです。

さるきちもついつい結果を求めて焦ってしまうのだけど、

焦らず、諦めず、病気と向き合う姿勢が大切なのですね。

うつからの脱出―プチ認知療法で「自信回復作戦」

—–

© 資料 本棚 書籍