サイエンス・ビジネスの挑戦 バイオ産業の失敗の本質を検証する
サイエンス・ビジネスの挑戦 バイオ産業の失敗の本質を検証するゲイリー・P・ピサノ“バイオテクノロジー神話”の検証?上場している米国の先端バイオテクノロジー企業群をひとつの企業と見立て、数十年の収益の推移を追いかけている点が面白かった。結果は悲惨の一語。その上、薬品の「画期性」や「開発効率」の比較でも、既存製薬大手に対して決して優位性を示せていない。ラルフローレン 通販
著者は「既に30年たった」と言うが、これには「まだ30年じゃないか!」との反論も恐らくあるだろう。周到なバイオテクノロジー企業の実績の検証部分に比べ、未来への処方箋はやや抽象的に過ぎる印象だ。
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誰に、どのような示唆を与えるのか?バイオテクノロジーが、産業としてなぜ成功していないのか?を分析した本。
経営学的なアプローチから、バイオテクノロジーが科学として有する特性と、その産業化において重要な観点となる「リスク管理」「すり合わせ」「組織としての学習」を対比し、バイオテクノロジーにおいてはそのような産業構造が適正に設計されていないということを述べている。
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本書の構成としては、最初に上記の問題意識が述べられた後、医薬品の開発プロセスやゲノム研究の発展の歴史などの記述が延々と続く。産業構造の説明については、同じ新興産業であるIT産業との対比を主に、MOTや組織論でよく使われる理論的フレームワークを用いて、バイオテクノロジーを産業として見た場合の、サイエンスの特性とのミスマッチを説明している。
一通り読み終わって見ると、結局のところIT業界におけるインテルのような代表的な成功例がバイオ産業にはまだないに等しいので、「なぜうまくいかないのか」を既存の理論フレームに当てはめたところで説得力に欠ける印象がぬぐえない。もちろん、著者もその点については、バイオ産業に適した産業構造と理論フレームを試行錯誤しながら作っていかなければならないとは述べてはいるが、では果たしてこの本を読んで誰に、どんな示唆が与えられるのか?学問としての経営学分野で新しい研究トピックを提示しているとは言えるかも知れないが、研究に携わっている人や、バイオ産業に携わっている人など、実際にバイオ産業のプレイヤーとなりうる人たちに示唆を与えるような内容ではないというのが正直な感想だ。
「イノベーションのジレンマ」のクリステンセンや、「オープンイノベーション」のチェスブロウのように、理論や概念が中心でも実務家にも多くの示唆を与える名著を生み出してきたハーバードビジネススクールの教授の著書にしては、その点で物足りなさを感じるし、却って評価が厳しくならざるを得ない。ビジネス書というよりは経営学の学術研究と割り切るべきだろう。サイエンス・ビジネスの挑戦 バイオ産業の失敗の本質を検証する
世界でもっとも美しい10の科学実験
世界でもっとも美しい10の科学実験ロバート・P・クリース
単なる実験の解説書ではありません「こういう本があるんだな」というのが一番の感想。
この本に出会えて本当によかったと思える一冊である。
ひとつひとつの実験の原理や結果を理解していくのは、確かに面白いが、同時に、
その実験が「美しい」と感じられる所以を、著者と、そして訳者の緻密な文書
から読み取る楽しさがある。
個人的には、第10章の単一電子の量子干渉は、鳥肌が立ちっぱなし。
読み終わったあと、なぜか美術館にいってみたくなりました。科学の実験は、芸術であり、職人芸である書名に惹かれて手にとって見た。著者のクリースは初めてだが、訳者の青木氏はサイモン・シンの『暗号解読』を読んだことがある。原著の内容を十分咀嚼した上で訳出されているので、ちゃんとわかる日本語になっているのがよい。
さて本書は、科学雑誌で募集した「美しい実験」で上位にランキングされたものを、その実験方法や実験者の人となり、当時の社会背景などを織り交ぜながら、科学の実験の「美しさ」を考察するものである。
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取り上げられている実験は、
・ガリレオのピサの斜塔の実験 →重さに関わらず落下の速度は同じ
・ニュートンのプリズムの実験 →白い光は多数の色の集まりであることを証明
・ヤングの二重スリットの実験 →光は波であることを証明
などなど。それまでの社会の常識を変えたエポックメイキングな実験ばかりで、科学史としてもたいへん興味深く読める。
主題である「実験の美しさ」とはなにか。
ひとつは、科学の実験は職人芸のようなものである、ということ。注意深くノイズを取り除かなければ対象の真の姿は見えない。材料があれば誰にでもできる、というものではない。もうひとつは、シンプルで直感的な実験を考案するのは、それ自体が芸術と同様、属人的な創造的行為である、ということ。
中世までは科学者のことを自然哲学者といった。哲学と宗教と科学は(日本では全く意識されないが)西欧では非常に密接な関係をもっていて、例えば、学校で進化論を教えるのはいかがなものか、というような議論があるように、いまでもなおせめぎ合っている。科学の「美しさ」もその背後にはアリストテレス以来の論争があるようで、その深さに感じ入った。美しい科学実験とは?中学?高校の科学(物理)知識があれば、本書で取り上げられている科学実験のほとんどを
理解できます。
ガリレオ、ニュートン、フーコーなど単に教科書では現象の科学的説明と法則の導出に
とどまっていたものが本書により、時代背景から主人公の生い立ち、その実験を
しなければならなかった必然などがストーリーとしても面白く読めます。
特に実験系に携わっている人なら、美しい実験と言われてイメージするものが
あるかと思いますが、本書には過去の偉大な実験の中でも特に代表的なものが
取り上げられており、科学の広がりと奥深さを感じることができるのではないかと
思います。
前半部の実験は小学生からでも読んで理解が可能であり、また理系の大学生であれば
科学実験の美しさの一端に触れるためにも、全般を通読していただきたいと思います。
お勧めの書です。世界でもっとも美しい10の科学実験
日本のアニメと漫画が中国を動かす
中国動漫新人類 日本のアニメと漫画が中国を動かす (NB Online book)遠藤 誉
サブカルチャーの威力が見える日本の動漫(アニメ・マンガのこと)が今や世界中の若者を虜にしている。本書では中国での日本の動漫の受容と影響について、詳細な報告と考察がなされている。全体に極めて興味深く、今後の日中関係を考える上でも示唆に富んだ書でお薦め。いくつか興味深い論点を挙げると、
・日本動漫を普及させたのは海賊版
これは、中国に限らないが、途上国で新しい文化が受容されるには、極めて安価に手に入る必要があり、それを支えたのが海賊版というか著作権意識の欠如であったとの指摘である。それが、現在の著作権ビジネスに通じているわけで、初めから著作権管理ができていたら、受容はなく、市場もできていなかったわけだ。実はパソコン普及の初期段階ではわが国でも同じようなことが起きていた。パソコンソフトの海賊版がパソコン普及を陰で支えていたのは、当時を知る者にとっては自明である。一太郎vs松の対決(そんなの今や誰も知らんか)で一太郎が勝利したのは、一太郎の方がプロテクトが弱く、海賊版が作りやすかったからだ。著作権問題の善悪なんて一筋縄ではいかない。
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・日本の動漫には思想性がない。
言われてみればその通り、特にディズニーのアニメと対比すれば明らかだ。ディズニーのどのアニメを取り上げても、男女平等とか民主主義とかをあからさまに宣伝する。アラビアンナイトを扱っても、虐げられた女性と下層階級の開放、みたいな思想をまっすぐに強調する(宮崎駿がディズニーのアニメは下らんと言っていたのはここだろう)。それに比べると、日本のアニメにその手の主張のあるものは少ない。それで、中国当局はたかがガキのマンガと容認したのが、実際には日本人の生活をなぞること自身が、自由と民主主義を広めることになった。そう、思想としてではなく、文化として、自由や民主主義が入って行くことになったのだ。
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・中国の若者の心は反日と日本動漫への憧れが同居し、そして、反日運動が盛んになるたびに二つに引き裂かれている。
この論点のために、本書では抗日教育の歴史がレビューされていて、それ自身極めて興味深いものである。そして、江沢民による抗日教育が盛んになった時代と、日本動漫が急速に普及した時代とが重なっていることを指摘する。その二つの思想と文化が、現代の中国の若者の中に同居してことを、インタビューから明らかにしていく。この事実が今後どのような展開を見せるかは、神のみが知っているとしか言いようがないが、今後の中国を理解する上で重要な指摘だろうと思える。
その他にも重要な指摘は多く、最後まで興味深く読んだ。今後も近所付き合いをして行かないといけない国を理解する上で重要な本になるであろう。時代を感じさせてくれました記憶によれば 別冊宝島117 変なニッポン で台湾や東南アジアに日本の漫画が入っていく話が取り上げ
られていました。当時は台湾や東南アジアが反日的だった状態から舵を切って数年後くらいではなかった
でしょうか?台湾で日本製品の排斥の積極的だった女の子が、ドラえもんが実は日本製だと知って大きな
ショックを受け、ついには日本に留学までしてしまったというインタビューが載っていました。
今では哈日族ばかりが取り上げられますが当時の台湾ではメイシーズ(アメリカかぶれ)と哈日族が対立して
いたこと、メイシーズは主に外省人(≒国民党)で、哈日族は本省人で白色テロ以来の対立だったこと。
そして当時の哈日族は日本のヤクザにあこがれる反体制志向の人を指しており、メイシーズはアメリカ
かぶれといってもメンズノンノからファッションを取り入れていたのでやはり日本経由の文化輸入だった
ということです。
それがいつの間にか哈日族は日本の漫画やアニメを好きな人のことになってしまい、メイシーズという言葉を
全く聞かなくなったのは感慨深いです。中国で反日教育が始まるきっかけやアメリカでの反日運動のおき方に
ついても新鮮な気持ちで読みました。< 中国動漫事情を知る画期的な書中国の動漫、また若者の事情を知りたい人間にとっては必読の書である(ただし、あらかじめお断りしておくが、本書の後半については動漫よりも中国の政治体制、日本との関係などについて書かれてある。ここで主に評価するのは前半に書かれてある動漫事情についてであり、後半の記述については読んだ人の判断におまかせする)。
中国日本のマンガやアニメに人気があるらしいとは噂に聞くがその実態を知る手だてがなかった。何故かといえば、数字的な把握が困難だったからである。通常海外での人気は(国内でも同じだが)、映画なら興行収入、テレビならオンエアーされている国の数や視聴率、またDVDの販売数などによって判断することができるが、ご存じのように中国ではその種の数字が皆無に近いので実際どのような動きになっているのかさっぱりわからない(海賊版の数字でもわかれば別だろうが・・・)
その上、中国政府は日本のアニメに対して厳しい規制を課している(日本のアニメとは言ってないが)。元々日本映画の公開は許可されていないが、2005年からはテレビでも昨年から日本製アニメに対する放送規制が実施されるようになった。そして、それが今月には、従来夕方5時から夜8時までの3時間だった海外アニメ放映禁止枠が5時から9時まで拡大された。またDVDの発売も担当省庁の認可が必要であるが日本のアニメには許可が降りず、実質的な禁止状態となっている。そういう事情もあってなかなかその内実を知ることができなかった。その意味で、本書は数量的な裏付けはないものの(知りようがないから仕方がないことである)、中国の動漫内情をビビッドに知ることができる画期的な書である。中国動漫新人類 日本のアニメと漫画が中国を動かす (NB Online book)
公認会計士vs特捜検察
公認会計士vs特捜検察細野 祐二>奥様のご冥福をお祈りします事件の関係者と出会う(巻き込まれる)きっかけが、当時の著者自身と
勤務先であった監査法人の両方にとっての「挑戦」にあった。
そこで、暴走しがちな、
されど企業家精神旺盛で元気な王国建設者(大友)といかにつきあうか。
著者の年齢であれば(著者自身の大学以前の経歴はわからないが)、
田舎の一般的な公立小中学校を出ていれば、そこにいろいろなキャラがいて、
「人付き合いの基本」を学ぶ絶好の機会があったはず。
当時のそのようなふつうの義務教育をふつうに受けていれば、
どんな性格の人たちとつきあうとどのように巻き込まれるかは、
著者自身が繰り返し(後悔しているように感じられる)述懐しているように、
容易に感得できる。
いわゆる男子校や女子校の都会型有名進学校はどうなのか知りませんけど。
ヘッセ『車輪の下』やモーパッサン『女の一生』を読む限り、
わが子たちにはそういう学校へは行かせたくない。
職業に貴賤なし。
本多弁護士みたいなのもいれば、中村検察官みたいのもいる。
著者自身「すべてのプロはプロであるまえに人間=人の子である」と言っているのに。
本書から学ぶべき人生訓は、この一点に尽きる。
カネと時間、あるいは、団子と華。
無罪を勝ち取ろうとする著者の野心と正義感は崇高なようにも思えますが、
「多くの人たちが猶予つき有罪判決を譲って、団子を選好する」
という現実の背後にある統治機構が厳然と存在していることの意義も深く考えてみたい。やたら会計士の方の書き込みがあるが・・・やたら元だが現だか会計士の人のまじめな評価が多いのが気になるが・・・
実際、個人で「監査報酬とは別に」1000万ももらっていたわけしょう?
検察のやり方や論拠が不適当で会計的でない、というものわかりますが、
公正中立の会計士がクライアントから個人的に1000万ももらったらまずいでしょう。
こんなところにまで書き込む余裕があるとは、さすが公認会計士。
ほかの業界じゃこんなことざらにあるよ。
本の内容じゃなくてここの書き込みに星ひとつ。背筋が凍るここでもまた、恐ろしい日本の司法制度が白日の下になりましたね。
一般の方にとってはにわかには信じ難い事ですが、司法制度の闇は現実に存在します。
筆者も仰っていますが、日本の刑事裁判の有罪率は99.9%。
もはや日本の刑事裁判においては、真実だけでは自分を救えないのです。
そしてあなたの身にも映画「それでもボクは、やってない」同様、いつ何時この悪夢が
降り掛かってきても不思議ではありません。
叩いて埃の出ない人間など居ません。
近年叫ばれている司法制度改革を声高に訴えられる者など皆無でしょう
多くの冤罪本を書店で目にするにつけ、恐ろしい世の中になったと私は日々痛感します。
国家権力という強大な闇にからめとられないよう、恐る恐る生きてゆくしかないのでしょうか
会計士に限らず、職業的専門家がその分野の専門的知識を持たない検察官に
自らの正当性を説明することは簡単なことではありません。
今のような状況が一日も早く改善され、国民の安全を国が脅かすことのないように
安心して暮らしていける世の中を切に願います公認会計士vs特捜検察
企業理念の重要性を理解
企業理念の重要性を理解大企業にとって戦略の重要性はいうまでもないものですが、企業理念やそれを維持するしくみについて多くの事例を用いて解説されています。日本の有名大企業の弱いところを教えてくれているような気がして大変参考になります。多くの方が本書を薦めるのはまさにその通りと思います。
21世紀のビジョナリーへ 「ビジョナリーカンパニー」とは、未来志向の企業、先見的な企業のことであり、この本の中では日本のソニーを含め18社が選ばれている。邦訳で、付録も含めて約470ページにもなるが、次のようなことしか言ってない。。
ビジョナリーカンパニーとは、
・社運を賭けた大胆な目標を設定する
・カルトのような文化を有する
・大量のものを試して、うまくいったものを残す
・経営陣はその会社の生え抜きであり社外取締役は採用しない
・当面の目標を達成してもそれだけでは決して満足しない会社をいう。
そしてこれらを支えるブレない「基本理念」を維持し、進歩を促す「一貫性」を有すること。
この本の中の18社は、12年経った2008年、再度読み返してみると、ソニーはPanasonicに、フォードはトヨタに、フォードの対象企業としていたGMは、日産自動車としたほうがいいと思う。ビジョナリーカンパニーかどうか否かは、設立後100年経てからでないと判断できないといっているが、このスパンはもっと長くとればどうなるのか。大阪・天王寺の金剛組という世界一古い!!(と思われる)会社は、創業が西暦578年、最初の顧客があの聖徳太子!というから凄い。 「宮大工」というブレない基本理念を持っている。コリンズとポラスは18社の設立後の経過年数の合計が1700年であると何度か書いているが、金剛組は1社でこの年数に達する勢いである、これこそ「ビジョナリー」ではないか。「ビジョナリー」は、「美女なり!」に通じて面白い。
内部から見ると…私はこの本のなかに出てくる先見的会社に以前関係していましたが、非常に的を得た調査結果に驚いています。常日頃から趣意書の文句が社内のあちらこちらに出てくるし、「社運を超えた大胆な目標」や「カルトのような文化」を体験してきました。幹部や平社員に限らず、今の会社に何か物足りなさを感じていて、何かを変えたいと思っている人には必読の本!!ビジョナリー・カンパニー ― 時代を超える生存の原則
素晴らしい本だ ビジョナリー・カンパニー 2
ビジョナリー・カンパニー 2 - 飛躍の法則ジェームズ・C. コリンズ「『ビジョナリーカンパニー』は素晴らしい本だ。調査も素晴らしいし、文章も素晴らしい。でも、役に立たないんだ」。ジェームズ・C・コリンズは、マッキンゼーのビル・ミーハンにこう言われ、本書を執筆するに至った。『ビジョナリーカンパニー』 に登場した企業は最初から偉大だった。そうでない企業が偉大になるためにはどうすればいいのか…。本書はまさに、その点に答えている。 本書は、全米で100万部を超えた『ビジョナリーカンパニー』の続編である。だが、前著を読んでから本書を読んだ場合、本書に登場する「偉大な」企業があまりに地味なのに驚くかもしれない。厳正な定量、定性分析を経てフォーチュン500企業から選ばれた11社は、GEでもない、インテルでもない、P&Gでもない。アボット、サーキット・シティ、ファニーメイ、ジレット、キンバリー・クラーク、クローガー、ウェルズ・ファーゴ…顔ぶれだけをみればいかにも地味だが、株価を基準にしたこれらの企業の十数年にわたる業績は、GEやインテル、P&Gをもしのぐのである。 本書では、これらの偉大な企業11社に共通し、他の「飛躍したが持続しなかった」企業になかったさまざまな点を指摘していく。リーダーシップ、組織づくり、戦略、技術導入…、なかでも「第5水準の経営者」は、従来のリーダー像を覆すもので、目からうろこが落ちる。これによると、真に偉大なリーダーとは、アイアコッカでもウェルチでもない。マスコミに取り上げられ、華々しい印象のある経営者は、いわば「刈り取る人」であり、第5水準の経営者とは、いわば「種をまく人」のことなのである。種をまくリーダーは後継者を育て、自分が引退したあとも偉大な企業が持続するために見えない努力をする。結果として、彼らは株主に長期にわたって恩恵をもたらしているのである(事実、バフェットは11社のうちの何社かに投資していた)。 本書を読めば、企業を飛躍させる真のリーダーシップとは何か、企業の競争力を高める人材の質とは何かを考えさせられる。そして、経営とはやはり最後は「人」なのだと確認させられる。翻訳が突貫作業だったことをうかがわせるのは残念だが、エキサイティングで、得るところが多い。(土井英司)
経営者だけでなく、凡庸な人材を抜け出したい個人にも役立つ本書に関するレビューを見ると、紹介するべき内容はほぼ出尽くしているようですので、違った切り口で考察いたします。
偉大な企業になる際必要なもののひとつに、「針鼠(はりねずみ)の概念(3つの円の中の単純さ)」というものがあります。3つの円とは、
1.情熱をもって取り組めるもの
2.自社が世界一になれる部分
3.経済的原動力になるもの
で、この3つの円の重なる部分を深く理解し、その分野に思い切って事業を集中することが偉大な企業への道である事を示していますが、これは何も偉大な企業になるためでなく、凡庸な人材が偉大な人材へ抜け出すための法則ともいえるのではないでしょうか。
つまり、自分のしている仕事について振り返ってみるのです。
1.自分の仕事に情熱を持っており、仕事が好きでたまらず、仕事をやっていること自体が楽しい(毎朝、目覚めて仕事に行くのが楽しく、自分の仕事に誇りを持っている)。
2.持って生まれた能力にぴったりの仕事であり、その能力を活かして、おそらくは世界有数の力を発揮できるようになる(自分はこの仕事をするために生まれてきたのだと思える)。
3.その仕事で十分な報酬が得られる(これをやってこんなにお金が入ってくるなんて、夢のようではないかと思える)。
という三つの円の重なる部分を見つけて仕事をしていけば、凡庸な人材が偉大な人材になる可能性があるという事なのです。偉大な人はなかなか居なくとも、可能性のある人は案外身近に居るのではないでしょうか。そんな人は「針鼠(はりねずみ)の概念」で、浮気をせずに今の仕事に集中している事が肝要だということです。まだ若く、自分の3つの円を把握できないのであればまず、それを深く理解し確立する努力が必要なのでしょう。
おすすめです!とある人に、「ビジネス書を読んで、感動し涙するのは、これが初めてで、最後だろう」と紹介され、大手書店や、地元の書店に足を運んだが「在庫なし」で、Amazonのお世話になりました。
内容は・・・涙することはなくても、役に立つ指針が得られるので、よいのではないでしょうか。ちなみに自分は脱サラですが、なぜ元の職場が凡庸かつ退屈になったのかの理由まではっきり書いてありました。(元の職場の人に読ませたいくらいです!)自分もいろいろビジネス書を読みましたが、これは一度読んでみる価値は十分あります!!< 英語力があるならば原書で本書を読めば、企業を飛躍させる真のリーダーシップとは何か、
企業の競争力を高める人材の質とは何かを考えさせられる。
そして、経営とはやはり最後は「人」なのだと確認させられる。
翻訳が突貫作業だったことをうかがわせるのは残念だが、
エキサイティングで、得るところが多い。ビジョナリー・カンパニー 2 - 飛躍の法則
カノウユミコの野菜がおいしい!
本当に美味しい私は料理大好き、料理本大好きで色々見て、購入してきました。
同著の菜菜シリーズを図書館で借りたことはありましたが、
あまり作りたいとは思いませんでした。(写真のせい??)
しかし、本書は写真もきれいで美味しそうなので、
とっても興味が湧き、購入してからすぐに4?5品作りました。
材料も少ないし、レシピも簡単なのに、本当に美味しい料理になりました。
マクロビオティックまではやれないけれど、菜食したい人には本当にお勧めです。
特に、大根ステーキ、辛みそラーメン、カレーは美味しくて、1週間のうち2回も作って食べました。
胃もたれしないのもいいです。ただし、塩・醤油がちょっと多いなと思うレシピもあるので、塩加減は自分の舌で確かめながら加えるといいと思います。
お肉を食べたいという気持ちもなくなり、今は野菜に夢中です。
しばらくはこの本で料理しようと思います。まさに「一生もの」です。
追伸 著者のスイーツの新刊「からだにやさしいお菓子とパン」が出たので、
早速購入し、寒天で固めるチョコレートケーキを早速作りました。
自然な甘さでとってもおいしい!! 著者のファンになってしまいました。
美味しいんだけど・・・カノウさんの本は、他にも持っていますが、こちらの本は、
美味しくて作りやすいので、出番が多い一冊です。
ただ残念なのは、目次が見づらいことです。
料理名が箇条書きになっていないので、後から探すのに
見づらいと思いました。
索引は、症状別のものが付いていますが、野菜の材料別の索引も
載せて欲しかったです。
カノウさんのレシピはどれも最高カノウさんの料理本は全部持っています(デザートの以外)
私は元々ベジタリアンなのですが、一人暮らしをするにあたって、もっと色々な料理本を買って研究しようと思いました。最近、マクロビとか色々あるのですが、その中でもカノウさんのレシピ本が一番好き。
彼女は一時期、中東でホテルの立上げを手伝ったことがあるので、レシピが野菜でも和になりすぎず、パンチが効いた野菜メニューがあります。4冊全て買うと、なんとなく、味が似たものもあるけど、その頃には、自分で応用が効くようになります。
その中でも、これは、雑誌に載っていたレシピなので、一番とっつきやすいかもしれません。気に入ったら、是非、他の本も買われるといいと思います。どれも、簡単で美味しい!失敗が少なく、プロセスが簡単なので、気軽に作ることが出来ます。カノウユミコの野菜がおいしい!一生ものレシピ (日経BPムック) (日経BPムック) (日経BPムック)
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