通勤途中の気軽な読み物

通勤途中の気軽な読み物、それが新書のポジション?としても病院の待合室にあったのを順番待ちの間に読みました。購入しないも
のをレビューするのはあまりないのですが、ちょっとなあ…と思って。
このあからさまなタイトルは大人の事情で別に著者の狙いじゃないのは
わかりますが、にしても本文も選民意識丸出しでいかにもです。

そもそもこういう女性の動作態度を叱責する女性は、保守的な人々の中
で排除されないよう、自分の居場所をしっかり確保してきた人なので、
不特定多数の読者を想定しているようで実はかなりピントがズレてます。
本文で提言されている内容を実行した程度のことで、品を認められるよ
うなぬるい社会に生きている人って少ないでしょう。

こういう女性像を要求する人も相変わらずいるみたいで…案の定、
若い人に読んで欲しいなんてお声もありますね。いつの世も、若い男女
の動作態度が鼻につき、自分はいやだが他の(できれば偉い肩書きの)
人に叱ってもらって「女は女らしく、男は男らしくしろ」と言いたい
保守的な輩にはいかにも支持されそうな薄っぺらい内容です。

多くの方が指摘されたように、常識的で一般論の範囲にとどまっている
分あざとい。結局上から目線で他人をしつけようなどという人は、
こんな調子なんだなと思います。

批判されている程悪くはないベストセラーにしては評価がかなり悪いので、恐いもの見たさで読んでみました。

確かに当たり前の事の羅列、
これはいかがなものかなあという著者の主観もあるけれど、
耳が痛いなあと思った項目もあったのも事実。
当たり前だけど,いざ自分がその当たり前できてるかというとそうではないし、
それを他人に、しかもやや上から目線でいわれるのは正直あまりいいものではない。

多くの人はたぶんこの耳の痛さに拒否反応起こして,全否定なんだろうけど、
これは心がけたいなあと思ったとこだけ、いいとこどりする。とか割り切ってみれば、
自身を振り返るいい機会と思えたのでそれはそれで良いと思う。

嘆かわしいお箸の持ち方今の時世から考えれば首を傾げたくなる部分もあるけれど、内容は至極まっとうで普遍的。
誰もが10年以上前から知っている当たり前のことを、今さらながら「偉い人」に教わる、それが本書なのだろう。
これ、ベストセラーのひとつの型のように思える。

で、「金スマ」だが。
ご自宅の写真立てが埃まみれだったり、デスクに耳かきが転がっていたりするのは御愛嬌。
女性の最大の美徳が愛嬌ならば、坂東さん多分チャーミングな方なのだ。
しかし、そのお箸の持ち方には絶望した。
70歳近い大物女優や、いい年をした料理研究家と呼ばれる人たちまでが怪しげなお箸の持ち方をする昨今だけれど、坂東さん!!あなたもか。
こんな不細工なお箸の持ち方をする人に品格とか説かれたくない、と言われてしまう前に直してね。
お願いしますよ。女性の品格 (PHP新書)

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