うつからの脱出―プチ認知療法で「自信回復作戦」
うつからの脱出―プチ認知療法で「自信回復作戦」下園 壮太
認知療法のイメージを変える一冊
認知療法がうまくいけば楽になれるのに・・・・そんなはがゆさをずっと抱いていた。以前カウンセラーと試みたものの、苦痛以外のなにものでもなく、通えば通うほど自信喪失になり、うつが悪化した。そして身体的状態が落ち着いた今この本に出会い、ひきつけられるように読んでみた。
結果・・・目からウロコ!うつの状態がどういうものか、不安はどのようにしておきるのか、そしてどうすれば楽になれるのか・・・そんな疑問の答えが見えてきた気がする。
自分自身で抱いている「理想的な本当の自分」「魔法のような解決法」それこそが自分自身を苦しめているんだと気が付き、希望を持って軌道修正できそうな予感がする。
トレーニングの進めかたや回数にも説得力がある。ずっと大事にしていきたい一冊だ。
カウンセラーにも是非読んでもらいたい。
寝たら治る。
本書に「“うつ状態”とは、人が疲労しきった状態の事である。」
という言葉が出てきます。
疲労を取るには「睡眠」です。
私は早朝覚醒がどんなに苦しくても、
8時間以上を布団の中で過ごすようにしています。
今の私は確実な回復を感じています。
波にのって。
この本では、うつ病に至る過程を
先ず、身体に症状が出るライン、
別人のように振る舞ってしまうライン、
そして死を望んでしまうライン、というように
段階があると説明しています。
そして、自殺を「不幸な偶然の重なり」と表現しています。
あの時話をもっと聞いてあげれば・・・
あの一言がなければ・・・
後から思い返せば自殺から救うことができたかもしれない。
また、回復にも波があり
波に合わせて治療法を変えていくことが重要としています。
図示されているのでわかりやすいです。
他の書籍でもよく紹介されている認知療法。
この本では、その認知療法の失敗例が紹介されていて、
すべてのヒトに通用する治療法はないんだなあ、と感じました。
400回40回の原則。
400回の刺激を受け、40回失敗して初めて変化する
というものです。
さるきちもついつい結果を求めて焦ってしまうのだけど、
焦らず、諦めず、病気と向き合う姿勢が大切なのですね。
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