興味深い内容だと思います
興味深い内容だと思います国際社会で現在起きていることを整理し、その中で、
日本はいかなる国家戦略を立てていくべきかということが書かれています。
日本ではなく、中国に向いたアメリカのアジア戦略。
原油高によるドル体制の崩壊、それによるアメリカの衰退。
資源戦略によるロシアの一時的な繁栄、今後の衰退について。
日本の政治家のダメダメっぷり・・・、などなど。
現状を的確にとらえており、今後の展望も説得力がある内容だと思います。
また、筆者の豊かな人脈を活かした情報もたくさん盛り込まれています。
最後に日本の戦略として、3つの選択を提示しています。
1.核を持ち独立独歩で行く
2.アメリカと対等の協力体制を作る
3.中国に頼る
この3つの選択肢については、賛否がわかれるところだと思いますが、
そういった議論ができるのは良いことだと思います、興味を持たないことよりは・・・
多くの人がこういう本を読んで、日本や世界に目を向け、
興味を持ってほしいと思います。
21世紀の富国強兵論か環境とエネルギーの問題が、21世紀の大きな課題であることは、いまや誰もが知るところであるが、地球温暖化問題に目を奪われている隙に、北極圏の資源をめぐる争奪戦が起こっているとは、まったく知らなかった。
エネルギー資源確保に関する各国の戦略と通貨体制の関係や、アメリカ主導のグローバリゼーションの功罪も分かりやすく説明されている。
ただ、全体を通して、軍国主義的論調が鼻についた。
結論として、「日本のとるべき道は3つ」と主張しているが、ここにも時代錯誤としか思えない富国強兵の姿勢がうかがえる。
技術の進歩により、かつてないレベルでの情報の発信と共有が可能となり、世界経済が国境を越えて相互に依存する一方、格差や民族・宗教紛争の問題が拡大している。
強者の論理だけによらない観点から、21世紀の日本の発展を可能とするレジーム作りについて議論があれば、なお良かった。
石油高騰に関する内容だけではないので注意なんと昨晩NYで原油(WTI)が100ドルを突破したそうだ。
本書は、表題こそ資源関連(書店で販売されている際の、本書カバーには油田の写真に石油高騰にかかるコメントが書かれている)となっているが、著者による最近の国際情勢の分析が述べられており、必ずしも原油関連の本ではないので注意を要する。
但し、その内容は一般のマスコミが報じないような内容が多く、新しい発見が多い。
日高氏に対して「米国(共和党寄り派)の対日スピーカー」との批判があるのも事実だが、仮にそうだとしても、米国が日本のことをどう考えているのか知るのは、意味のあることかも知れない。資源世界大戦が始まった―2015年日本の国家戦略