精神科のくすりを語ろう
精神科医の良識はこうあるべき東京クリニック精神科の院長が、不正にリタリンを大量投与していた事実が明らかになり、改めて精神医療の倫理が問われている。精神科の薬物を投与できるという重大な権限を持つ医師にかかる前に、その臨床姿勢、ひととなりを知る必要まで求められる時代になってしまった。
しかし、熊木先生の薬物処方の倫理というものは一貫している。それは”嗜薬”という問題提起をされていることでも明らかだ。本書は良識ある精神科医とはどういうものかの手本を示したものだともいえて、今この時代だからこそ読まれねばならないものなのである。
冷静かつ精緻な精神分析能力が滲み出神田橋條治フリークの私が、「精神科薬物治療を語ろう」を通して、
熊木徹夫を知り、この書の存在も知った。
淡々とした語り口ながら、冷静かつ精緻な精神分析能力が滲み出ている。
今後、要注目の精神科医であることは間違いない。
ここまで薬のことわかってる先生がいたの!精神科の薬を7年間のんできましたが、処方してくれる先生からのキチンとした説明もなく(ひょっとすると、先生自身が詳しいことわかってなかった?)、不可解なままただ続けてきました。この本にであって、「ああ、こういうこと!」「ここまで薬のことわかってる先生がいたの!」とただただ感動してしまいました。精神科の薬をここまで掘り下げた情報にであったこと、ありませんでした。これを読み込めば、もう少し今の先生に意見がいえそうな気がしてきました!精神科のくすりを語ろう―患者からみた官能的評価ハンドブック